脱プラスチック、温室効果ガス削減、SDGsの達成などへの取り組みに関心をお持ちの企業様とともに、「廃棄ゼロ」への取り組みにさらなるレバレッジをかけていきます。
弊社は2040年長期ビジョンを発表し、「低炭素社会」と「循環型社会」の実現に向け、取り組んでいます。ある展示会で偶然グリーンテクノ21のパンフレットを拝見し、卵殻で低炭素社会と循環型社会を実現できるビジョンが見えました。その後下社長と打合せを重ねましたが、何回議論しても決してぶれない信念を感じ、また、卵殻再生をここまで本格的に取り組み続ける企業は、私が調べた中では他にありませんでした。私たちが協業することで、CO2や廃棄物に対する意識を変え、循環型社会の実現に貢献できると思っています。
住宅の施工現場で発生するプラスターボードの端材と廃棄されていた卵殻を配合して、100%リサイクル製品のグラウンド用ライン材「プラタマパウダー」をグリーンテクノ21様と共同開発致しました。従来品に比べ軽量で輸送時の負荷を低減、資源循環の推進と共にCO2排出量の削減に貢献できます。ほぼ中性であるため人体や土壌にやさしく、しかも白線をより長く引くことができるJEAエコマーク認定商品です。今後も、共に資源のリデュース・リユース・リサイクルを積極的に推進し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを継続していきます。
左写真は茨城県古河市にある積水ハウス関東工場内のエコファーストパーク全景。奥の青い建物が、生産工場や建築現場からの廃棄物を資源として再処理する施設「資源循環センター」。ここで「プラタマパウダー」が生産されています。
弊社は卵殻を活用したバイオマスプラスチックや紙製品を生産しており、グリーンテクノ21さんには原料供給やバイオマスプラの知見・技術協力を頂いています。自社でも粉砕技術はありましたが、卵殻粉砕の種類の多さ、粒度の多様さなどの高い技術力と「まずやってみましょう!」というスピード感に、協業を申し入れました。私たちの想いやアイデアを一緒に模索してくれる心強いパートナーです。私たちは、CO2ゼロエミッションを推進していますが、卵殻の再生はCO2排出をゼロにするために必要な技術だと確信しています。